top of page

謹賀新年 関師範のお言葉集 ②

執筆者の写真: Aiki HamakazeAiki Hamakaze

(関師範のお言葉を紹介する記事の続き)



「大きく、思いきりやりなさい」 

 

前述した関師範の現在の技の風格とは矛盾しますが「最小限の動作で効かせる」などという芸当が初心者にできるわけがありません。「どうやって纏めるか」これも関師範のお言葉ですが、これは一定の経験を積んだ高段者に対する課題でしょう。基本技の形と手順がおぼつかないうちは、大きく思いきりやればいいのです。きっと関師範もそういう時代を経て現在の境地に辿り着かれたのに違いありません。


「Youtube? よく見ますよ」 


ほ、ホントっすかっ~!?前回のブログのネタである養神館の森先生のこともご存知でしたよ。関師範も我々と同じように夜な夜な検索ワードをポチポチ打ちながら「コイツ胡散くせぇ~w」とか「コラボに頼ってんじゃねーよwww」とか盛り上がってらっしゃるんですねっ!?・・ハァハァ・・すみません、妄想が過ぎました。・・やはり当代きっての名合気道家は最新の情報にもビン感なのですっ!


「崩れ方を見ると楽しくなります」 

 

受けをしっかり見て、その崩れ方を観察するのは大切なことのようです。確かに「効いた・効かない」のゼロかイチかではなく、どのように効いているのかをつぶさに観察することで技を最適解に修正していかなければならないのでしょう。とにかく、相手をよく見ずによそ見しているようではいけないということですね。 あれ、耳が痛い・・。


「何年かに一度、発見があります」   

 

発見と言っても師範ぐらいのレベルになると、もう世の中に参考になるようなことはそうそう転がっていないでしょうし、さんざん試しつくされたはずです。それでもご自身で研鑚を続けられる中で、また新しい何かを掴まれるわけです・・何年かに一度・・。なんと気の遠くなるような長い道のりでしょうか。いや、道すらない茫々漠々とした大海原を櫓一本で漕いでいく航海のようです。あ、なんか悲壮感溢れる想像になってしまいました・・が、関先生ファンの皆様、心配ご無用。 

 

「四六時中、こんなことばかり考えています」 

 

と、呼吸投げをご指導くださりながら少年のようにニヤッとお笑いになる関先生は、私たちと同じように合気道が楽しくて仕方がないご様子なのでした! 


 

関師範のお言葉集、いかがでしたか。その決してあまり多くはないお言葉を集めてみたものの、私たち関師範の門下が最も学ばなければならないのは、その道に対する姿勢とお人柄ですよね。「指導者は、草原にまんべんなく降り注ぐ雨のようであるべし」とは翁先生のお言葉ですが、いつも参加者全員の手を取って誰に対しても丁寧な言い回しで熱心に指導してくださる関師範は、まさにそのお言葉を体現しておられます。 


今年はどんなお言葉を聞かせてくださるでしょうか。メモメモ・・(Y) 

 
 
 

Comments


bottom of page