top of page

謹賀新年 関師範のお言葉集 ①

執筆者の写真: Aiki HamakazeAiki Hamakaze

あけましておめでとうございます。 

今年もよろしくお願いいたします。 

 

今年も楽しい稽古が始まりました。コーフンしてきたな。新年に一番コーフンするのは、関師範による珠玉のお言葉集を公開することだな。間違いないね! 

 

「Gue!」 

 

師範が体の中心から出力する動作を表す、お馴染みのオノマトペですね。ハイハイそこのチミ、発音が違います。「ぐぇ」じゃないの。「げ」と「ぐ」の中間といいますか、「ぐ」の口の形のまま「げ」と発声する感じです。臍下丹田に力を入れて短く鋭く発しましょう。はい、リピートアフターミー。・・・うんうん、近くなりましたね。これであなたも腹から力が出るようになりますよ!え?これは「お言葉」なのか?紛れもないお言葉ですが何か? 



「大変ですよ」 

 

いとも簡単そうに我々を吹っ飛ばしてくださる関師範ですが、決してテキトーな技が効くわけではありません。海外には無礼にも師範の技を試そうとする輩もいるそうでして、誰が相手でも確実に技を効かせるには、稽古でも毎回気の抜けない真剣勝負なのだそうです。そんな長年に渡る真剣勝負で磨き抜かれた技を身をもって体験できる我々は幸せですね。 

 

「そんな感じですよ」 

 

師範の求める動きができたとき、こう言って頂けます。これが唯一にして至高の誉め言葉!?「良い」とか「悪い」などという評価は仰らないので、これを聞くと躍り上がって喜びたくなります。え、言われたことない?それは修業が足りませんな! 

 

「元気ですか」 

 

決して「いいえ、しんどいですっ」と答えることができないマジックワード。稽古後半で師範が受けを指名されるときの決まり文句です。どんなに汗だくだくでヘロヘロな時でも元気よくこう答えましょう。「はひ、おねあいしばす!」 

 

「取りと受けだけ分かればいいんです」 

 

関師範の技の特徴は、究極まで無駄をそぎ落とし、最短・最速で効果を発揮するということです。華麗で見栄えはいいが冗長な技を披露する流派や合気道家は数いれど、そんな大ぶりなモーションや無駄な手順は必要ないことを我々、関師範の門下生はイヤというほど知っています。受けの姿勢や反応の仕方にも厳しい関師範ですが、私たちの稽古を部外者が見ても、取りと受けの間で行われていることのすべてを察することができる人はほとんどいないでしょう。いいんです。奇をてらう必要などないのです。取りと受けが分かっていれば! 



普段あまり多くを語らない師範のお言葉だからこそ刺さりますねぇ~。のべつ幕なしにウホウホと自己PRに勤しむ、空気の読めない出しゃばり指導員の言うことなど何の価値もありません。古参の方々によると関師範、今はいろいろお言葉をかけてくださるようになったのだとか・・昔は稽古中、一言も言葉を発せられないことも度々だったそうです~!(汗 

 

(②へ続く)

 
 
 

Comments


bottom of page