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第62回全日本合気道演武大会(下)

  • 執筆者の写真: Aiki Hamakaze
    Aiki Hamakaze
  • 15 時間前
  • 読了時間: 4分

3. 浜風合気会 (第二部プログラム#31青畳)


IHIの演武が終了しホッとしたのも束の間、第二部の演武が10分の休憩を挟んですぐに開始されました。目を皿のようにして、私たちがいつもご指導いただいているS師範のお名前をプログラムから探したのですが、今年は残念ながら演武されない事が判明…

何か物足りなさを感じながら我々の出番を待っておりました。今回の演武大会で誘導係を務めて下さったS野氏の号令に合わせて、集合場所へ向かいました。会場につきますと、やはりイモ洗い状態は昨年と変わらず、出番を今か今かと待っている演武者達。我々が会場へ到着するなり、誘導係の学生さんから “まだ呼んでいません” とやや冷たく?言われ…あっ、お呼びでない、こりゃまた失礼しました~とは引き下がらなかったですが(笑)演武に対する前向きな気持ちが我々を少々早く会場へ導いたのでしょうね(笑)



そうこうしているうちに31番のお呼びが掛かり、演武会場へ誘導頂きました。会場までの道すがら、まるでスーパーの青果売り場裏口のような、人一人しか歩けない細い通路を通され、団体で移動しなければ120%迷子になる事間違いなしの迷路造りの武道館に再び汗。

演武会場に到着しますと、冒頭で述べた4度目の演武大会参加もあって、武道館の天井、観客席、いつも非情に先に鳴る太鼓をしっかり確認することが出来ました。今年は演武をされないS師範が大会関係者席から我々を見守ってくださる中、浜風11名、IHI4名参加の演武が始まりました。今年は異例な事に、いつも正面に礼!の号令の前に鳴り響く太鼓が我々の演武が開始されるのを大人しく待っていてくれ、太鼓がなる前にフライングして走りだしそうになる演武者をT野先生が止める一幕も!!IHIと同様同じ演武の技を滞りなく、演武に注力するあまりS師範の視線を気にすることもなく堂々と演武し、90秒の演武がアッという間に終了しました。


4. 武道館デビュー後日談 (第一部プログラム#46青畳)


神奈川県合気道連盟の演武
神奈川県合気道連盟の演武

今年、我が浜風合気会にニューフェイスとして入られたM山氏、今年武道館デビューとの事で、浜風演武の前に神奈川県合気道連盟にも参加されたのですが、連盟演武は県ごとの演武の為、尋常ではない程の参加者が一度に集うそうで、通常演武者は畳を挟んで両サイドに一列それぞれ向かいあう形で正面を向いて座るのですが、参加者が多い連盟演武では、両サイドに二列、畳の枠一杯に前から後迄ひしめき合って座っていたため、今回参加されたM山氏は枠の外にはみ出る形で座っていたそうです(笑)。当然のごとく満員時の山手線内を思わすような密集度の中、堂々と演武出来るわけもなく、いかに小さくコンパクトにちょこちょこ動き、演武するという状況だったそうです(笑)。残念ながら、その勇姿はIHIの演武に近かった為、拝見することはできなかったのですが想像するだけで、かわいそうですが笑ってしまいます。そのような状況下の団体も多い中、我々は一つの会として演武大会に参加し、堂々と演武が出来る環境、機会を与えて下さったS師範に心から感謝の気持ちを表したいと思います。


今回S師範が大会にて演武を行わなかったのは、毎年師範の演武を心待ちにしている我々にとってはとても残念なことではありましたが、少しでも多くの演武者がこの大会で日ごろのお稽古の成果を披露するために、ご自身の出番を遠慮されたのでは…師範のお人柄ゆえ、そのような判断をされたのではないかと、私は勝手に思っております。


前回の演武大会では、T田師範の転倒があった為、今回はお履き物をお持ちでなく、最初から素足でご登場されました。いくつになっても続けられる合気道の魅力を改めて実感致しました。


本大会では、何度か流血で畳を拭くシーンがあったものの、我らIHI、浜風のメンバーは誰一人怪我することなく無事に演武大会を終了できた事に感謝しながら、今年の演武大会の幕が下りました。


今回、やむを得ない事情で参加できなかった方、用事を済ませ、自分は参加しなかったものの応援に駆けつけてくれたK内氏、我々にエールを笑顔と共にずっと送り、動画撮影をして下さったR子さん、2025年の全日本合気道演武大会が成功に終わりましたのも皆さんのおかげです!有難う御座いました。


大会後は、やや常連になりつつある、神保町での祝杯は格別なものでした!皆、今年もやり切った感と美味しいお食事に舌鼓♬毎年、気分は最高!!!です。

皆様、大変お疲れ様でした~

(M)


 
 
 

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