そしてやはり、森先生に一番教えていただきたかったのは「合気技」ですよ!森先生、ワイをぐっちゃぐちゃに投げ散らかしてくだしゃい~!!・・ハァハァ、すみません、取り乱しました。「合気」の定義が概して明確でないことは以前にも申し上げましたが、森先生の使う合気技は主に「反射」と「抜き」です。今回は「反射」の合気を教えていただきました。この技術的な云々は割愛しますが、森先生のすごいところは「それ・・教えちゃっていいんスか・・?」ってなことも包み隠さずバンバン公開しまくっていることです。興味のある方は、森先生の道場の動画をご覧ください。
「合気技は秘伝でも奥義でも、天才にしかできない妙術でもありません。理屈を理解して稽古すれば誰でも修得できます。一部の師範が使えるだけではなく、合気道をやっている人はみんな不思議な技が使えてスゴイ、と言われるようにならなければなりません」(森先生のお言葉を要約)
森先生に何度か投げていただいて感じたことは、「意外なほど柔かい」ということです。決してゴツゴツぶつかってくる力技ではありませんでした。それに、たまたま一緒に稽古させて頂いた方々が上手く受けてくださり、なんだか私も合気技の片鱗を掴めたような気がしましたよ!私は彼らの為になる受けができたでしょうか。
合気道は取り(※1)と受け(※2)が互いを高め合う武道です。合気道の稽古における受けの大切さも再認識させられたよき稽古でした。己のキャリアを笠に着て、取りの動作を封じて喜んでいるようなさもしい指導員には、この日の稽古相手の方々の爪の垢を煎じて700バレルほど飲んでほしいです。
次回の森先生のセミナーには皆さんも誘いますのでぜひご一緒に。(Y)
※1 取り:技を施す者 養神館や古流の柔術の多くでは「仕手(して)」という。剣術においては一般的に「仕太刀(しだち)」と言い、「取り」は合気会独特の用語である
※2 受け:技を受ける者 本来、型稽古において受けは上級者の役目であり「仕手」を行う下級者に対して指導を施す。受けはただのヤラレ役や障害物ではなく、仕手を正しく導いていく技量が無ければ良い稽古にならない。剣術では「受け太刀」という
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